友人が旅立ってしまった
全く予想しない人物が予想しないときに予想しないことになった。
同期が突然亡くなってしまった。
普段からLINEでくだらないやり取りをしたり、夜に気分転換の電話をしたり
出張で会える機会があれば食事をしたり。わたしに仮想通貨を買わせたり。
亡くなる二日前までLINEをしてたじゃん。
本当に信じられない。健康診断もわざわざ週末に受けるぐらい。
仕事も夜遅くまでやるし、私の質問も答えてくれるし。
仕事ができるいい人。もちろん賢い。賢いB型人間。
ほどよく好みが合わないところが面白かった。
微妙に合わないけど、付き合いが楽しい友達だった。
お盆休み直前の水曜日、共通の同期から「あいつの件、聞いた?」だって。
知らないよ、なに?昇進でもすんの?と思ったけど。そういうことらしい。
月曜日に上司が自宅に行って、鍵を開けて入ったらわかったらしい。
脳卒中だってさ。なんだよ、それ。防ぎようなくない?
健康をちょっと気にしてジム行くって言ったやん。なかなか通えてないけど。
腰痛くなるまで仕事してさ。机をはよ買ったらよかったな。
ちょっと気になる女の子ができたっていって、すごい年下の子ばっかり。
やめときゃいいのに忠告も聞かないしさ。
今度海外旅行でも行きたいねって話してたじゃんよ。
仮想通貨はなかなか波乱で上がりきらないけどさ。
今度の出張のとき、一緒にご飯でも行こうと思ってたのに。
もう会えないなんて本当に信じられない。
言いたいことも遊びたいこともたくさんあるけど、本当にありがとう。
わたしにとってあなたは大事な大事な友達でした。
頼りになる友達。大事な、かけがえのない友達。
来世でも適当にしゃべって遊びにいこうね。